地球温暖化問題を解決するための一つの解決策として、多くの建物に採用されている
金属製折板屋根に設置が可能な遮熱シートを開発しました。
冷えルーフは、金属折板屋根に新設・既設を問わず施工が可能な屋根遮熱システムです。
金属折板屋根の上に遮熱シート「冷えルーフ」を施工することで、屋根面の日射による温度上昇を抑制することができ、室温の低減・空調費の削減・CO2の削減といった効果の他、副次的な効果として雨音低減・結露の緩和・屋根材の熱伸縮による金属疲労の抑制・冬季の保温などの効果を得ることができます。既存の遮熱対策商品である遮熱塗料・屋上緑化・二重折板等の方式と比較し、低コストで実施でき、施工期間も短く、設置撤去後の移設も容易にできます。
冷えルーフを施工する面積としては、屋根面積の80%程度。冷えルーフの遮熱原理としては、折板屋根の上に孔が無数に開いたシートを敷設することで日陰を作り出し、屋根表面に直接太陽光が当たらず、シートと屋根の間に設けられた通気層が熱の伝わりを抑制し、屋根上を風が吹き抜けていくことで、屋根面の温度上昇を防ぎ、結果として建物内への輻射熱を低減させます。また、屋根面の汚れ等(反射率の低下)に影響されることなく遮熱効果を維持していくことが可能な、全く新しい遮熱システムです。
● 低コストの理由の一つに、施行率がポイントになります。冷えルーフの屋根面積に対する施工率は最大で80%です。塗料系の場合は、屋根面積に折板の起伏分が加味されるので屋根面積に対して施工率は150%を超えます。
● 既存の屋根を改修せずに取付けますので屋根を傷めることはありません。また、
取り外しが可能なため仮設・賃貸物件にもオススメです。
冷えルーフ実施工場所での24時間リアルタイム効果検証
品川区涼しさ回復プロジェクトとは、品川区が産学公で進める各種ヒートアイランド対策の効果検証を行い、ホームページ等で計測結果を公開することで、熱中症対策や環境意識の向上を目的として進められています。 サワヤは、本趣旨に賛同しプロジェクトに参加しております。
■上記以外でも台風など強風時に、飛来物を冷えルーフが受けることで屋根へのダメージを緩和することも考えられます。
※ 各検証事例は、それぞれの実証確認に基づく結果です。他の全ての案件に同様の結果を保証するものではありません。